重なり合う色、ぼんやりと溶けていく輪郭。ただ見つめているだけなのに、なぜ涙がこぼれるのでしょうか。秋にしっくりと馴染むマーク・ロスコの絵画。その静かな表面の奥には、色の美しさだけでは語りきれないものがあります。
今回のLanguage Guideでは、次のような内容をお楽しみいただけます。
- 色彩や絵画、感情、心の内側について語るための英語表現と語彙
- 記事の英文をより深く読み解くためのGrammar Points
- Mr Derekによる記事音声と、Study Portalのアクティビティ
- ロスコの作品と彼自身の言葉、ヒューストンのロスコ・チャペルを通して考える、芸術と心の交わり
絵の前で、私たちは何を見て、何に心を動かされているのでしょうか。
下記の英文を日本語で読む
秋になると、画家マーク・ロスコの存在が、どこか際立ってくるように思えます。大きなキャンバスにアクリル絵具や油絵具を重ねたこの画家は、20世紀半ばのアメリカ現代美術を代表する巨匠の一人。もっともシンプルなかたちの抽象――けれど、見かけほど単純ではないのです。
マーク・ロスコ(1951年) 撮影:コンスエロ・カナガ
Autumn seems to bring the artist Mark Rothko to the fore. The creator of large canvases of layered acrylic and oil is one of the masters of mid-twentieth century American contemporary art. Abstraction in its simplest form—deceptively simple in fact.
